ファイナンシャルプランニング技能士2級

もともと文系だった私は大学卒業後仕事に直結する資格を持っていませんでした。そのために仕事や転職活動で不利な思いをすることも多かったです。そこで金銭に関する資格を取得しようと思い立ち取得したのがファイナンシャルプランニング技能士2級(FP2級)でした。

資格取得を思い立ったのは転職を何回か繰り返した20代中盤のころです。まず取得したのは3級でした。というのもFP2級は3級を取得していなければ受験できないからです。

手始めに問題集を始めたのですが専門的な用語ばかりが目立つことや時折計算が必要であるという実務的要素があり苦労しました。周辺にはスクールなどもないためすべて独学で学習し、問題集も出版社の異なるものを数冊か交えながらこなしていくことになりました。最初は右も左もわからず闇雲に学習しているだけでしたが、次第に問題の意味などがわかるようになると勉強が楽しくなってきました。特に学習するにつれ新聞の経済欄に書かれていることがわかるようになっていったのが大きかったです。

企業の財務状況やマクロ経済学なども出題範囲であるFP2級は各分野の金銭にかかわる問題を出題するため問題集をこなしていくごとにつれそうした知識が身についていったのだと思います。ポジティブな気持ちで取り組んだ勉強でしたが、試験は実技で1点足りず不合格となってしまいました。選択式の問題が多いため問題集をやるたびに正解番号を覚えてしまい理解しながら解答する姿勢が乏しかったのだと反省しました。そこで問題集をさらに増やし学習すること4ヶ月程度で再試験に挑み無事合格しました。学科試験の合格はそのまま引き継がれていたので再試験は実技のみでした。

苦労して取得したFP2級ですが、転職や業務では目だって役に立つということはありませんでした。強いて言うのであれば派遣社員で上場企業(食品メーカー)の派遣先で働いていたときに自社株の購入のすすめがあり、その際の分析に役立ったのみだったと思います。採用面接のときなどでは認知度の低さからかあまり話題にもなりませんでした。簿記2級も取得していたのですが、面接で話題になるとすればこちらだったと思います。採用条件で必須資格とする企業も何社かあったようですが、主に保険会社や金融関係の企業であり自分の志望企業と違ったので応募することはなかったです。ただ私生活において景気の状況や企業の経営行動に関心を持たせるきっかけとなりました。それが面接で時事問題に関する質問がなされたりした時や業界分析などを行うに当たって役に立ったということはできると思います。直接的な効果を見せることはなかったFP2級ですが、間接的に今の自分を支えることとなっていると思うので取得してよかったと感じています。

総合的に見ればFP2級をどのように生かしていこうかという取得後のキャリアプランをしっかりと描くことができなかったために効果を発揮させることのできなかった資格であると反省しています。金融系の仕事に就職を考えていれば役に立ったのかもしれませんが、自分のようにメーカーなどを希望しているのであればそのありがたみは感じないかもしれません。だからといって取得したらまったく宝の持ち腐れになってしまうのかといえばそうではありません。社会人になればキャリアプランとライフプラン並行して考えなければなりませんが、そのライフプランを立てる上で必要となる知識をFP2級は与えてくれました。重宝される業種や機会は限られるのかもしれませんが、自分がどのように生かしていこうかということを明白に考えることができるのであれば役に立つ資格の一つであるといえるかもしれません。