アクセスの資格を取得したら採用

仕事を探しはじめたきっかけは、インターネットのコールセンターの派遣契約の更新せず、職業訓練に通ったことにあります。そのときパソコンのビジネスコースで、オフィスソフトの資格を取りました。アクセス、エクセル、パワーポイント、ワードです。

受験料が高く、せっかく資格を取っても使わなければもったいないと思って、資格を活かせる業務を探していたところ、幸いとてもいいタイミングで求人を見つけました。自分のスキルにそのときはまだ不安があったのですが、プログラマーの方が一緒に派遣されるから大丈夫と言われて、アクセスとエクセルを使った統計業務の事務の仕事をすることになりました。

職場に実際に行ってみると、アクセスとエクセルのVBA言語を使って作られたシステムです。言語を把握しなければ、職員から修正などの要望があった場合に困ると気づきました。一緒に派遣された方も、得意なのはC言語らしく、あてにすることは無理なようでした。

私が資格を取るために勉強してきたことは、表面的な部分だったとわかり、業務をしながら自分で本を買って独学で覚えました。そのVBA言語で作ったシステムのおかげで業務は自動化され、そう忙しくもありません。余った時間で実際の統計業務で使うシステムが構築されたVBA言語を読みとり、とりあえず最初の月末処理を実行する日までに一応の中身を把握することができました。

引き継ぎのあった1週間の間に、前任の担当者がシステムを手直しして退職したのですが、自分でVBAをじっくり読解するうちに、どうもこのままでは途中で月末処理がストップすることに気づき、上司に修正をしていいか尋ねました。しかし社内には全くVBAを知る人がいませんでしたので、一応コピーで修正前のを自分で保存しておき、VBAを書き直し、無事、月末処理のデータを印刷して職員に配布することができました。

1年の間に自分でシステムを使い勝手がいいように少しずつ作り変えました。年号の変わる12月~1月の期間は、特にあちこちシステムの手直しが必要でした。自分と一緒に派遣された方は、わりと大胆にシステムに手を加え、何度か業務がストップする事態になりましたが、自分はとても慎重なため、システムをいじるときも入念にチェックした結果、困った事態におちいることはありませんでした。

今考えると綱渡りですし、細かな神経を使う業務でもありましたが、黙々と作業できる環境が社内にはあって、自分にはそれが適していたようです。私はもともと文科系で数学は苦手です。しかしこの作業は読解力や想像力が必要なのか、本物のプログラマーには及ばなくても、わりと何とかなりました。VBAへの興味が湧いたことも大きいと思います。エクセルは数学が苦手なので、自分の能力に限界を感じながらも、関数を何個も駆使し、システムの修正に努めました。ゲーム感覚気分でできて、面白いと思うこともありました。そういうことから考えると、自分と同年代の女性の中では、わりと得意な方だったのかもしれません。

実は自分がこの職場へ来る前まで何人かが応募して、1週間の引き継ぎの間に辞めていったと後で知りました。1年後に今度は私が後任へ引き継ぐ番になりましたが、プログラマー経験のあるような人に来てもらうようお願いしました。その通りの適任者が来てくれたので、指導がとても楽でした。一年間みっちりエクセルやアクセスを使って奮闘したおかげで、その後、VBAエキスパートのスタンダードを取得することができました。しかしそこまで高度な事務の募集が自分の地域ではされていないこともあり、こちらの資格はまだ活用するに至っていません。在宅ワークという手もあるのでしょうが、本物のプログラマーでないことから、いまひとつ二の足を踏んでいる状況です。それに比べてアクセスやエクセルの資格そのものは実用的で、特にアクセスを取得している人はワードの資格を持っている人よりも少ないことから、競争力のうえで採用されやすいと感じました。